新型コロナ感染症罹患後の長期症状、いわゆる「コロナ後遺症」は鍼灸治療で改善が見込まれます。
ここではコロナ後遺症と鍼灸治療についてご紹介します。
コロナ後遺症でお困りの方、ご相談ください。ご自宅への訪問も承ります。

1−1:新型コロナ感染症(covid-19)とは

2020年に全世界に感染拡大した感染症で、今なお感染拡大している感染症です。
急性期の症状と回復してからも続く症状(後遺症)があり、感染を重ねるたびに後遺症になる確率が積み重なっていく厄介な感染症です。
調査によると3回感染すると37.9%の人が後遺症になっているとのことです。かなりの確率ですよね。
(グラフはテレ朝ニュースより)

 

 

1−2:コロナ後遺症(Long-covid)とは

COVID-19の罹患後症状(いわゆる後遺症)は、COVID-19に罹患した後に、感染性は消失したにもかかわらず、他に原因が明らかでなく、罹患してすぐの時期から持続する症状、回復した後に新たに出現する症状、症状が消失した後に再び生じる症状の全般をさしています。WHOは、「post COVID-19 condition(long COVID)」として、「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に罹患した人にみられ、少なくとも2ヵ月以上持続し、また、他の疾患による症状として説明がつかないものである。」 としています。
厚生労働省HPより)

1−3:コロナ後遺症の症状とは

代表的な罹患後症状は、疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、咳、喀痰、息切れ、胸痛、脱毛、記憶障害、集中力低下、頭痛、抑うつ、嗅覚障害、味覚障害、動悸、下痢、腹痛、睡眠障害、筋力低下などがあります。また、罹患後症状は、罹患してすぐの時期から持続する症状、回復した後に新たに出現する症状、症状が消失した後に再び生じる症状の全般をさしています。
厚生労働省HPより)

1−4:コロナ後遺症の倦怠感の注意点

コロナ後遺症の症状の中で発症率が最も高いのが「倦怠感」です。
この倦怠感と関連していると言われているのが「筋痛性脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)」という疾患です。
新型コロナウイルス感染症(covid-19)の原因ウイルスはコロナウイルスの「SARS-CoV-2」ですが、一昔前に流行したSARS、MERSという感染症の原因ウイルスもコロナウイルスです。
このSARS、MERSの後遺症に「筋痛性脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)」に27%の人がかかっていたということがわかっています。

つまり、新型コロナウイルス感染症(covid-19)の後遺症症状の倦怠感も「筋痛性脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)」の可能性があるということです。
気をつけなければいけないのは、自分の症状の程度に合わせた生活活動をしていかないと悪化してしまうことがあります。(厚労省:罹患後症状の手引きより

2−1:コロナ後遺症の治療法

2024年8月現在、発症原因がわかっていないため西洋医学での対応は鎮痛薬や抗不安薬、睡眠薬の服用、上咽頭擦過療法などに限定され、根本的な解決につながらないケースが多いのが現状です。(以上の治療で軽快する方ももちろんいらっしゃいます)

2−2:そこで東洋医学の出番です

コロナ後遺症のように、原因不明の疲労病態は紀元前1750年頃から記録が残っています。
そこで治療法として用いられていたのが東洋医学や漢方です。
鍼灸治療は東洋医学西洋医学、どちらも用います。患者さんの症状に合わせて使い分けています。

論文【論文も多数出てきています】
・「COVID-19後遺症に鍼灸治療を適用した症例」三保ら
・「新型コロナウイルス感染症の罹患後症状に対する東洋医学的な治療を試みた一症例 – 経絡治療による治療効果について」堤野ら
・「新型コロナウイルス (オミクロン株) 後遺症治療の一例」小野ら
<咳嗽について>
・「成人における遷延性・慢性咳嗽の治療に鍼灸が果たせる役割」鈴木ら
<慢性疲労症候群について>
・「慢性疲労症候群 (ME / CFS) の鍼灸弁証論治の一例」遠藤ら

2−3:ゆじぽて鍼灸院でのコロナ後遺症の治療法

鍼灸施術:東洋医学を用いて患者さんそれぞれの症状を治療します。
セルフケア:物理療法を使ったものをお伝えします。
(鍼灸師向けのセミナーで、ヒラハタクリニックの平畑光一先生から教えていただいたものを取り入れています)
日常生活のアドバイス:筋痛性脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)に基づいた生活活動のコントロール(PS1〜PS9)

2−4:施術時間、料金など

施術時間は60分です。
外来(鍼灸院で施術):5400円(税込)
訪問(患者さんのご自宅で施術):6000円(税込)

※訪問施術をご希望で歩行が難しい方は医療保険が使える可能性があります。
ご相談ください。

2−5:注意点

当院の施術は後遺症に対する施術です。以下の条件に当てはまる方は施術できません。
・新型コロナウイルス感染後14日以内の方
・施術中にマスク着用できない方

※ご来院前にコロナ後遺症を診ている医療機関を受診することをおすすめします。
コロナ後遺症の症状は多岐に渡り、他の疾患が隠れている可能性があるためです。今ある症状が本当にコロナ後遺症の症状か鑑別する必要があります。