鍼灸(しんきゅう)とは?

鍼灸とは、鍼(はり)とお灸(きゅう)を使って、体に刺激を入れ、その反応よって回復を促す治療法です。

鍼とは?灸とは?


鍼:鍼は金属製のものでステンレスや銀、金など様々な材質があり、長さも1cmほどの短いものから5、6cmくらいの長いものまで色々あり、体の症状、刺激の目的に合わせて使い分けます。


灸:お灸は艾(もぐさ)といわれるよもぎの繊維でできており、これを指で捻ったり、紙で包んだりして成形し、火をつけてからだに据(す)えます。
鍼やお灸をすることによって、体はどういう反応が起こる?

鍼やお灸をした場所の血流がUPする

抹消神経を介して中枢神経を刺激する

自律神経を刺激し、ちょうど良いところで整う

白血球が増え、活性化する
その結果どうなる? 鍼灸の効果とは?





- 痛みや痺れが和らぐ
- 関節が動かしやすくなる
- ストレスが和らぐ
- 質の良い睡眠がとれるようになる
- お通じが快調になる(便秘、下痢が解消される)
- 疲労感が取れ、元気になる などなど
2ヶ月以上続いている慢性的な症状でも、もちろん効果はあります。
どういう疾患に有効か?
【運動器疾患】




- 腰痛症、腰部脊柱管狭窄症、ぎっくり腰、ヘルニア、変形性腰椎症
- 四十肩、五十肩
- 変形性膝関節症(膝の痛み)、変形性頸椎症
- 肩こり、首こり、筋肉の疲労 など
【神経系疾患】





- 頭痛、めまい、睡眠障害
- 神経痛(手のしびれ、足のしびれ)、手根管症候群、坐骨神経痛、三叉神経痛、帯状疱疹後神経痛
- 脳卒中後遺症(手足の麻痺、しびれ、痛み) など
【婦人科系疾患】


- 生理痛、月経不順、更年期障害 など
【その他】



- 慢性的な疲労感、眼精疲労
- 線維筋痛症、新型コロナ後遺症
- 冷え性、むくみ など
鍼灸は誰でも受けられるの?



はい。子供から大人、高齢者、どなたでも受けられます。
ですが、妊婦さんや心臓のペースメーカーが体に入っている人は、一部の施術は受けられません。
妊婦さん:施術の際にうつ伏せを避けたり、特定のツボを使わないなどの対応をいたします。
ペースメーカー使用者:体に電気を流す施術を避けるなどの対応をいたします。
何を根拠に施術するのか?


鍼灸の施術は体に鍼を刺したりお灸で熱を入れたりして、筋肉や神経を刺激します。
これは医療行為ですので、科学的根拠に基づいて施術していきます。
科学的根拠はエビデンスと呼ばれます。
エビデンスは大勢の人に同じ施術をして、効果や安全性を判断されたものです。
その結果が積み重なって、信頼度の高い、エビデンスに基づいた施術となります。
当院ではエビデンスに基づいた施術を最優先に行なっています。